Gamvieno( ゜八゜)ノBlog
2007-06-29T11:24:54+09:00
gamvieno
FFXIプレイ日記、FFXI小説、雑記
Excite Blog
格闘 ~拳と拳のせめぎ合い~
http://gamvieno.exblog.jp/5705547/
2007-06-29T11:24:54+09:00
2007-06-29T11:24:54+09:00
2007-06-29T11:24:54+09:00
gamvieno
小説『WEAPON LEGEND』
様々な歓声が人の輪から発せられている。普段は憩いの場である広場は、今日は打って
変わって、その催しで賑わっていた。国内の腕自慢を競う武闘会が、盛大に執り行われて
いるのだ。
賞品や賞金も出るとあって、参加者の鼻息も荒い。腕に覚えのある者なら誰でも参加
可能との触れ込みではあったが、流石に準決勝まで来ると、数々の修羅場を掻い潜って
きたであろう強者達しかもう残ってはいない。繰り出される拳と拳のぶつかり合いは、
武芸の心得がない一般の者でも、感動の声を出さざるを得ない迫力があった。
脇腹を押さえ、尻餅をついて倒れこんだヒュム。片目を閉じ苦痛に歪む表情を浮かべて、
左手を前方に向けた。
「参った、降参だ。あんたの勝ちだ」
歓声が一際大きくなったその広場の中心には、勝ち名乗りを受ける小さな姿があった。
自分の背丈の倍以上はある対戦者を難なく破った、タルタルの格闘家だった。控えの席
へと戻ると、手ぬぐいで汗を拭い水筒の水を飲む。
「すげー、あのタルタルやるぜ。ついに決勝まで進んじまいやがった」
観客の励ましの声に笑顔を見せるも、彼女は次の決勝戦に向けての準備を淡々と
進めていた。
ドドーン。何か大きな物体が地面に叩きつけられる音が、地面からも地響きとなって
伝わってきた。隣で行なわれていたもう一方の試合が終わったようだ。一瞬静まり返った
観客が、さらに大きな歓声を上げてその勝者を讃えている。気を失ってしまった
エルヴァーンの対戦者は、救護の係りに肩を借りながら退場していった。
しばらくして、人の輪を掻き分けてこちらの広場にやってくる大きな影が見えた。ガルカの
格闘家であった。どうやら決勝の相手が彼らしいことは、周囲の観客の雰囲気から伺い
知ることができた。体の筋肉は、着込んだ装備品をはち切らんばかりに盛り上がり、
握っている武器は黒光りしていて、彼の戦いの凄まじさを物語っていた。
ガルカは彼女の前まで歩み出ると、まるで小さな虫でも覗き込むかのように上から
被さって話しかけてきた。
「決勝の相手はこんな小さなタルタルかよ。せいぜい俺をがっかりさせないでくれよ。
ガハハハ」
言い放つと、ガルカは自分の控えの席へ向かって、大きく肩を揺らしながら悠然と歩いて
いく。うつむいてガルカの言葉を聴いていた彼女は、それまでの作業を一瞬やめ、離れて
行く彼の背中に鋭い視線を送った。
「体の大きさが、強さの証明にはならないことを教えてあげるわ」
数分間の休憩の後、いよいよ決勝戦が始まった。余裕の笑みを浮かべて、左右の拳を
胸の前で打ち合わすガルカ。一方、彼女は両手を構え、軽くジャンプすると足を左右に
動かせて軽快にステップを踏む。大きく息を吸い込むと、ゴゥっとガルカに突っ込んで
いった。そのスピードは、これまで彼女が見せてきた戦いのどれよりも早く、観客も彼女が
いた場所で立ち上がった砂煙りの中心に彼女がいないことをみて、初めて彼女が移動した
ことを理解した。
虚を突かれたガルカは、咄嗟に防御の姿勢を取った。その腕を彼女が拳で殴りかかる。
勢いを止めたガルカが右腕を前に突き出すと、彼女はそれを左腕で払い後方へと飛び
のいた。一瞬のことで、観客も声が出ない。
さすがに決勝まで進んできたガルカも伊達ではなく、彼女の素早い攻撃を的確に受け
止め、正確な打撃を繰り出してくる。その攻撃も彼女の素早さに慣れてきたらしく、段々と
彼女の体を捉え始めてきた。彼女の息も徐々に上がって、疲労の度合いも見えてきた。
距離を取りふぅっと一息つくと、観客の声が遠くから徐々に聞こえてきた。
「がんばれ、ちっこいの!」「あんなデカブツ、倒しちまえ!」
彼女は応援の声に励まされ、最後の力を振り絞ってガルカに立ち向かった。構えていた
ガルカが繰り出す右手を寸前で交わすと、渾身の打撃を胸に叩き込み、ガルカの顎を
下から蹴り上げた。必殺の一撃は、ガルカを後方へと倒し、決着をつけていた。大歓声が
彼女を包み、汗と砂まみれの顔を拭うと、右手を上げて歓声に応えた。
賞品の格闘武器と、賞金を受け取り会場の観客に会釈をすると、彼女はそそくさと広場を
あとにした。
「さてと、お金も貰ったことだし、今日のおかずはちょっと奮発しちゃおうかしら」]]>
Gamvieno戦記 Vol.38 『バードアタイア』
http://gamvieno.exblog.jp/5214214/
2007-04-21T15:22:00+09:00
2007-04-21T15:24:59+09:00
2007-04-21T15:22:55+09:00
gamvieno
FFXIプレイ日記
「内出血してないのはおかしい」と言われて、血液検査したら”脂肪肝”と言われた髭です。
お酒は全然飲まない(飲めない)ので、どうも食生活がだめだったらしいです・・・。
不摂生なリアルを棚に上げて、毎夜FFXIなわけですが、最近地域の消防団に入らされて
しまい、ログインする時間が、5月20日に行なわれる「ポンプ車送法」の練習だったりして、
連休明けからほぼ毎日練習する羽目になりました。・・・はぁ、走るのは嫌だなぁ・・・。
<Gamvieno アーティファクトⅡ コレクション② 「バードアタイア」>
紫色をベースに、金色の
縁取りが施されたAF2。
特徴的なのは、通称
”毒キノコ”の頭装備。
AFよりも若干帽子の
高さが低い分、まだ
見た目が良いです。
また、脚装備にある
MP+42は、ゼニス
シリーズの脚に次ぐ
MPブーストだったり、
神子雅楽隊式という
性能で、非戦闘時に
INT、MND、CHRが
それぞれ+8される
というすばらしさ!
ってデフォルトでMPがないのに、これはサポ白をせよ!という□eの思惑なんだろうか・・・。
先日、裏バルクルムでBDラウンドリト-1を運良く取ってしまい、頭は打ち直してHQに
することができました!といっても、防+1、CHR+1、敵対心-1と地味に性能UP。
言わば、「猛毒キノコ」に変わったってことかな・・・。スリップはしてませんが!w
さて、髭に似合うだろう装備が2種類出てきたわけですが、次回は白魔道士のAF2です。
これがまた、髭に似合わないんだなぁ・・・。まあ、謹んでお送りいたします。
Gamvieno 心の川柳
『 風に乗せ 今を歌うよ 毒キノコ 』]]>
Gamvieno戦記 Vol.37 『ヴァラーアーマー』
http://gamvieno.exblog.jp/5171564/
2007-04-16T09:40:00+09:00
2007-04-16T09:41:18+09:00
2007-04-16T09:40:35+09:00
gamvieno
FFXIプレイ日記
正月の挨拶から、暖冬だった今年の冬も終わり、咲いた桜の花も散っていくというのに、
ブログの更新がまったく進められないという、髭不精で筆不精をしていました。ええ。
4月になって年度も替わり、新しい環境で本年度をスタートさせた諸兄もいらっしゃるので、
ここは一つ、髭も今までの歩みを振り返ってみたいと思います。んで、今回はAF2を取り
上げてみようってことです。決して前日が丁度裏の開催日で、思いついただけなんt(ry
<Gamvieno アーティファクトⅡ コレクション① 「ヴァラーアーマー」>
白を基調に金色の刺繍
を施して、側面や背中に
ある灰色の部分が全体
を引き締める、シックな
デザインのAF2。
HP+95、敵対心+14
と、ナイトにとっては必要
な性能もさることながら、
この胴についている、
”かばう性能アップ”は
かばっている時に受けた
ダメージの20%をMPに
変換する優れもの。
残念なのは背中が一面
灰色で、普段後からしか
見ないために、絵的に
地味な点でしょうかねw
裏ザルカバードで最後の部位である胴を取ったとき、信じられなくて何度もアイテム欄を
確認して帰ったのを思い出します。モグハに篭もり、何枚もSSを撮ってこの写真におち
つきました。髭としては、もっているAF2の中で一番似合ってると思いますがどうでしょう?
最近は、同じくLv75になった忍者で盾をすることが多くなってしまい、装備保管NPCに
あずけっぱなしになっています。でも、やっぱり最初に75になったナイトの装備だし、
時々ひっぱりだして無駄にウロチョロしたり、クモのシックルにセンチネルを合わせて、
0ダメになるのをニヤニヤしたりして遊んでます。ちなみにヴァラーとは、「Valor」と書いて
「勇気・勇猛」という意味らしいです。敢然と敵に対峙するナイトにピッタリな言葉ですね。
というわけで、更新再開後の第一弾としてお送りしました。次回は、詩人AF2です。
Gamvieno 心の川柳
『 盾を手に 勇気と命 預かりし 』]]>
あけましておめでとうございます
http://gamvieno.exblog.jp/4564104/
2007-01-15T09:18:11+09:00
2007-01-15T09:18:11+09:00
2007-01-15T09:18:11+09:00
gamvieno
髭雑記
年が明けて、2週間も経ってからご挨拶申し上げます。
昨年の更新からだと、4ヶ月近くも更新が滞っていました。えへっ♪
年頭に当たって、今年の髭の意気込みなどを・・・。
シーフを75にして、素材集め等金策の土台は出来上がったので、ここのところは金策に
明け暮れておりました。そのおかげで装備拡充が図れ、人並みになれたかなと思います。
年末の忙しいさなかでも、こつこつとメリポを稼いでおりまして、必要最低限のメリポは
できたんじゃないかなと思います。まだ総合的な分野でしか注力してあげてないので、
ジョブ専用は手付かずですが・・・。
今年は、さらに金策を進め、装備拡充を図るとともに、新しい要素として導入された、
サルベージにも積極的に参加して行きたいと思います。デュナミスとはまた違った趣向で、
報酬としてもらえる装備群もすばらしいものとなってます。道則は激しく遠い・・・orz
しばらく書いてない小説ですが、現在新しいコンセプトで鋭意製作中(?)です。
今回は、前回のような特定の人物に焦点を当てたものではなく、オムニバスなイメージで
書いて見たいと思っています。近日中に公開したいと思いますので、お楽しみに♪
SSもできる限り張って、面白味のあるブログにしていきますので、ご期待クダサイ!
今年もこのブログともども、髭をよろしくお願い申し上げます。]]>
東京遠征 ~NewPC作成~
http://gamvieno.exblog.jp/3834308/
2006-09-19T11:14:02+09:00
2006-09-19T11:14:02+09:00
2006-09-19T11:14:02+09:00
gamvieno
髭雑記
先日、16~18の3連休を利用して、東京へ行ってまいりました(土曜日の仕事を休んで)。
で、東京遠征の目的は、年に1度程度しか合わない大学時代の同級生と会うことと、
新しいパソコンを作ることでした。日進月歩の自作PC作り、いろいろ調べて買いました。
【筐体】
Owltech社のOwl-Pcox22(Bb)を
買いました。これを選んだ理由は、前面
に温度計表示があって、自分の好きな
所にセンサーを持っていけば、その温度
が計れるという所と、前後にあるファンを
下のつまみで調節できるところでした。
買ってから気づいたのですが、前面の
ファンは自分で取り付けないといけない
タイプで、翌日12インチのファンだけを
改めて買いに行ったというオチが・・・。
【CPU】
IntelのCore2Duo E6600というCPUを買いました。
今流行のデュアルコアってやつですよ!何か強そう!!
今使ってるCPU(P4 3.2MHz)よりもファンが小さくて、
消費電力や音も少ない設計になってるらしいです・・・。
【マザーボード】
ASUS社のP5B Deluxeってのを買いました。
これは、某MMORPG(笑)の知り合いの量販店の
店員さんに教えてもらったものだったりします。
シリアルATAで配線するのは今回が初めてで、
その簡単さとスマートさにビックリ。IDEさようなら。
尚、電源が入っていると、基板のASUSの文字が
光ります。そこが光っても、筐体で隠れちゃうんで
意味が無いんですが。スケルトン用ってことかしら。
【GPU】(画像が無かった)
MSIのNX7950GTってのを買いました。最初は7900GTXを買おうかと思ってましたが、
売り切れ続出でラインナップに乏しかったのと、値段が高い(7~8万)のでやめました。
で、値段も手ごろ、かつ新製品の性能やいかにというわけで、これを選びました。
【NewPCの値段】
このほかにもいろいろ買って、1台くみ上げちゃったわけです。各価格は以下の通り。
【CPU】 Intel Core2Duo E6600 ¥40,000
【M/B】 ASUS P5B Deluxe ¥26,000
【GPU】 MSI NX7950GT ¥48,000
【メモリ】 ノーブランド DDR2 PC2-6400 1GB×2枚 ¥36,000
【HDD】 SEAGATE SATA300 7200 320G ¥11,000
【DVD】 PLEXTOR PX755A/JP ¥6,000
【筐体】 OWLTECH OWL-PCOX22(BB) ¥12,000
【OS】 Microsoft WindowsXP ¥14,000
【その他】 500W電源、12インチファン等 ¥30,000
―――――――――――――――――――――――――――――――
(合計) ¥223,000
散財マンセー!!
現在使用しているPCと比べると、全体の重さUP、使用電力UP、大きさUPなイメージ。
【性能】
早速FFXIのFFベンチVer.3をやってみました。Highモードで8,760ptsというアフォ
みたいな数値をたたき出してくれました。今使っているPCがHighで6,000ptsなので、
ほぼ1.5倍の性能ということになりますかね?天晴れ、Core2Duo!NX-7950GT!!
文章だけだと、今一説得力が足りないので、画像が取り込めたらアップしてみます。
【総評】
1年前に、これとほぼ同じ金額で組み上げた現行のPC。1年間で、パーツの仕様や
構造もすっかり変わっちゃってて、雑誌などを読み漁って情報を集めました。
1年前はちらほら出ていたシリアルATAも今や標準といった感じで、HDDを2つ並列
作業させるRAIDなども、やってる人が多いと聞きました。
FFXIだけやるのはもったいない気もしますが、同時に購入した37型ワイド液晶テレビ
に綺麗に写ってくれることを信じて、これから可愛がっていこうと思います。
]]>
Gamvieno戦記 Vol.36 『グスタベルク陥落』
http://gamvieno.exblog.jp/3537689/
2006-08-09T09:55:52+09:00
2006-08-09T09:55:52+09:00
2006-08-09T09:55:52+09:00
gamvieno
FFXIプレイ日記
窓に取り付けるルームクーラータイプで、ただでさえ電力消費が高いのに、冷房が入る
度に電圧が下がり、UPSがいちいち反応してカチカチ切り替わる今日この頃。いかg(ry
まずは左の地図を見て
いただきましょう。
先週の1週間の活動の
結果、見事グスタベルク
のサンドリア支配に成功
することができました!
シーフの装備にお金が
かかり、装備品のOP
ガードへの献上ができ
なかったので、せめて
グスタでのLv上げで、
経験値を稼ぎ、戦績を
稼いで貢献しようと、
Lv1だったコルセアを上げようと思いました。前回の作戦(失敗した;;)時は獣を上げたの
ですが、16までしか上げられなかったのがなんと今回Lv20まで上げることができました。
まあ、コルセアが思ったよりも面白くて、勢いが付いただけなんていうことも無きにしも非ず。
で、一方のシーフはというと、先日のLv上げでLv70に到達しました。いやぁ、長かった。
Lv68~の短剣が強くなったとはいえ、ろくに買える短剣がなくて、サブにトレーラーククリ
という恥ずかしい装備だったわけですが、Lv70に装備可能になった”ウォーシリーズ”で
飛命が格段にUPしたので、メイン:ホプリテスハルパー、サブ:ベヒモスナイフという結論に
至りました。本当はHQが欲しかったんだけど、サイフをひっくり返してもゴミすら出ません。
Lv71で装備可能なシジュカクロスボウとミセリコルデは既に購入済みなので、今はLv72
のダスクトラウザ(これも高い;;)目指して、金策と平行しつつLv上げをやっております。
そういえば、コルセアやっているときに、ダイスを買おうとアルザビに通ったのですが、大概
ビシージで捕虜になってしまうのが、大通りにいるNPC店のタルで、実はこのタルタルが
そのダイスを売ってたりします。先日のVerUPでビシージが強化されちゃって、簡単に突破
されて大通りのNPCが捕虜になってしまう昨今。この仕様はしょうがないんだろうけど、何か
納得がいかないなぁと思います。アトルガン白門の混雑緩和もさらに手を加えて欲しいな。
Gamvieno 心の川柳
「 アトルガン 狩場も町も 圧迫感 」]]>
Gamvieno戦記Vol.35 『VerUp後の一喜一憂』
http://gamvieno.exblog.jp/3445166/
2006-07-27T10:05:00+09:00
2006-07-27T10:18:19+09:00
2006-07-27T10:05:52+09:00
gamvieno
FFXIプレイ日記
お過ごしでしょうか。長雨で腐り、猛暑でとろけている髭です。ズブズブ・・・。
メリポは、黒魔道士で「バーストII」、白魔道士で「デヴォーション」を覚えてみました。
次はナイトの「シバルリー」を覚えようと思います。忍者の遁術参も捨てがたい、ムムム。
最近シーフにハマっており、VerUp後の先日も精力的にLv上げにいったりしております。
Lv68~の短剣のD値が変更され、片手剣などのほかの武器と大きく水を開けられていた
仕様が、一気に改善されました。中には他の武器を大きく上回るものもあるみたいです。
丁度、シーフが67だったのもあって、ワクテカしつつLv上げへ行き、Lv68になりました。
ホプリテスハルパーという短剣を買って装備しましたが、いきなりWS時のダメージが
上がってビックリしました。若干攻撃間隔が大きいので、装備の調整も考えなくちゃです。
攻撃間隔といえば、暗黒に追加になった「アブゾタック」なる新魔法。敵のTPを吸収する
という魔法ですが、その性能も見たかったのでLv上げでリーダーをし、暗黒さんを誘って
みました。早速使ってましたが、その威力たるや凄まじく、敵のTPを66も吸収したりして
ました。先の短剣や、アシッドボルトなどを入れている時間もあったりしましたが、ヘイスト
なしではTPが全然追いつきませんでした。こっちが100になる頃、200とか貯まってたり。
不意だまのリキャスト毎に連携ができるくらい、殲滅速度も上がってると実感できました。
装備等にお金がかかるので、
いろんな金策をしてみました。
倉庫に貯めておいた闇の塊を
出してきてベドーで大羊狩り。
用意した皮なめしセットを使い
切って、クゥダフヘルムやら
ガーネット亀からのドロップ品
を狙ってたら、亀NMがPOP。
倒すとホーリーファイアルを
落としました。アタリですね。
今はいろんな防具が出てて、
也は潜んでしまいましたが、
まだまだ需要があります。
フェアリーシールドを落とす
NMも狙いましたが時間内
にPOPしませんでした。
忍者になって、ズヴァにも行って
きました。安全のためにサポ白
でいったのですが、アーリマン
以降の敵以外は、Lv75では
絡まないことをすっかり忘れて
いました。へっぽこだなぁ・・・。
しばらくアーリマンをしばいて
たら、デーモンNMがPOP。
流石に強くて、全然回避でき
ませんでしたが、何とか勝ち、
魔人のどくろを落としました。
後で調べてみるとこのNMは
コルセアナイフを落とす模様。
サポシだったら良かったかな。
後はいつものコースで、月曜日はメリポorアサルト、水・土曜日はリンバス、木・日曜日は
デュナミスという感じで過ごしております。リンバスで黒の素材が揃ったので、装備可能な
足装備のなかで、貴重なhMPの付いている黒AF+1に打ち直したら、今回のVerUpで
hMPのついた足装備が追加に。打ち直すのを待っておけばよかったと後悔・・・orz。
Gamvieno 心の川柳
『 TPも お金も全然 貯まりません 』
]]>
~EPILOGUE~
http://gamvieno.exblog.jp/3274580/
2006-06-20T16:49:05+09:00
2006-06-20T16:49:05+09:00
2006-06-20T16:49:05+09:00
gamvieno
小説 『Freaks戦記Ⅱ』
発着場があり、物資を保管、貯蔵するための倉庫が立ち並ぶ。桟橋には釣りギルドや
魔法屋などの商店もあることから、釣り人や冒険者が往来して賑わっている。海から吹く
風が運ぶ潮の香りが、心地よい涼しさを与えてくれていた。
大きな荷物を背負った男性と、胸の前で荷物を抱えた女性の後を、数人が飛空艇の
発着場へと歩いて来る。その中から男性が1人走り出して、発着場の建物へと入って
いった。その場で二人は立ち止まる。
「みんなに見送りに来てもらっちゃって、本当にありがとう。」
少し恥ずかしそうに荷物を置くと、ニースはペコリと頭を下げた。エクシードも少し
落ち着かない様子だ。
「おばあちゃんも二人によろしくって言ってたにゃ。これ、あたしからの餞別にゃ。」
コマは小さな袋に入った串焼きを差し出した。潮の香りに混じって、香ばしい肉の
焼けた匂いが広がった。
その匂いに反応して、ナナヤがファイナの肩から飛び立つと、コマの手からその袋を
奪って空中へ舞い上がった。コマが目を白黒させていると、ファイナがナナヤへ向かって
文句を言っている。頭に血が上ったコマは、ナナヤへ向かって弓を引き絞る。ファイナが
それに気づき、必死の形相でコマを止めようと走ってきた。
その様子にしばらく唖然としていた仲間達だったが、どっと笑い出して周囲の旅行客を
驚かした。
ギデアスでの戦闘で受けた傷がほぼ治ったので、ニースとエクシードは一度
バストゥークへ帰ることにした。
ミーティアの計らいで、ウィンダス政府から今回の報酬として全員に飛空艇のパスが
もらえることになった。ウィンダスからはジュノへの便しかないため、バストゥークへは
一旦ジュノへ戻ってから向かうことになる。
それぞれ別れを惜しんでいる中、エカトニスは飛空艇の時間での暇つぶしにと、魔法の
書物をエクシードに渡した。ありがとうと受け取り、エクシードはエカトニスと堅い握手を
交わした。
取っ組み合いから戻ってきたコマとファイナは砂だらけで、ニースは彼女らの砂を
笑いながら払った。
「そろそろ出発するみたいです。二人とも準備はよろしいですか?」
ワシプが発着場から戻ってきた。エクシードはワシプと握手すると、耳元でがんばれよと
囁いた。ニースもそれを察して、ワシプに応援するかのように微笑みかけた。ワシプは
とぼけていたが、真っ赤になった耳が全てを物語っていた。シャンティはまだ怪我が
完治していないということで、見送りには来ていなかった。
餞別などを荷物に詰めると、エクシードを先頭に二人は歩き出した。ニースは見送りの
仲間たちに手を振っって別れを惜しんだ。建物の中へ入って行ったのを見届けると、
コマ達は飛空艇が良く見える場所へ移動した。
飛空艇の出発を知らせる銅鑼が鳴り響き、静かだった港に機械の駆動音が広がって
いく。ゆっくりと桟橋を離れた船は海の上を徐々に速度を上げて進み、湾を大きく回って
舳先を空へ上げた。フワリと大きな船が浮いたかと思うと、水滴を船体から滴らせ、
波しぶきを立てて大空へと舞い上がっていった。
見送るコマ達は一様に寂しそうな表情を浮かべていたが、冒険を続けていく以上、
いつでも会いにいけるという確信を抱いていた。青い空に吸い込まれていく飛空挺を、
いつまでも見送っていた。
船体が平行になったのを確認して、係員が甲板へと続く階段の前にあった立ち入り
禁止の札を下げた。
荷物をロッカーに入れると、ニースに促されるようにエクシードは甲板に出た。雲がすぐ
下に浮かんでいた。
風に吹かれながら、ウィンダスの天の塔を見つめているニースにエクシードは近寄ると、
隣に立って呟いた。
「俺に力を与えてくれていたのは、守ろうとしていた仲間たちの存在だって気づいたんだ。
ニース、俺にこれからも君を守らせてくれないか?そして、俺に力を与えて欲しい。」
「・・・はい。あなたに置いて行かれない様に、一生懸命ついていきます。」
そっとエクシードの手の上に手を重ねる。白い絨毯を進む飛空艇が、太陽の光を帆に
受けて青空へ消えた。]]>
Gamvieno戦記 Vol.34 『トレヘンⅡ』
http://gamvieno.exblog.jp/3153907/
2006-05-30T11:11:00+09:00
2006-05-30T11:18:52+09:00
2006-05-30T11:11:29+09:00
gamvieno
FFXIプレイ日記
経験値ボーナスは無いものの、他に1PT(業者のPLPT)しかいなくて、ほぼ独占で狩りが
できたのはよかったと、リーダーながら満足している髭です。カニはもう美味しくないけど。
専らオートリーダーを発動させないとお誘いのTellなんて全然来ないシーフのLv上げで、
誰かが先にPTを組み始めたりすると、ただでさえ人が少ないLv帯(特に盾がいない)では
その日はまったくLv上げにいけない、なんてことはままあったりします。誘ッテクダサイ。
【コクーン】や【メタルボディ】で、”もしかしたら盾ができるんじゃないか?”と期待していた
青魔道士があんな感じなので、MPヒーラーよりも盾を誘うのが大変になってたりしてます。
からくり士ともPTを組んだことがあるのですが、なにやってるのか分からないまま終わって
しまうなんてことも・・・。コルセアは分かりやすいんですが、たまにスラッグでタゲを取って
しまうのは、ちょっとやりづらかったりします。まあ、ロールの効果がすばらしいので、それを
差し引いても十分すぎるほどPTでは貢献できていたりしました。人気ジョブになってます。
水・土曜日は
リンバスです。
先週水曜日は
アルテマ戦。
リレイズ装備を
用意して、いざ
決戦の地へ!
デュナミスで
全く取れない
黒AFを諦め、
精霊スキルの
上がる足装備を
狙ってみます。
残念ながら、
この日は出ず。
木曜日は裏氷河へ。
今回は終了15分前に
ボスを倒してみます。
今までここのボスは、
時間延長を取ってから
側近のドラゴンを十分
離してから倒して、
砂時計を捨て再入場
という方法でした。
初めて氷河をクリア
する人もいたみたい
でしたが、裏LSでは
何度も倒したことも
ある相手だったので
すんなり倒せました。
ちなみにAF2は、
何が出たのか忘れた
くらいの少なさ。
トレハンⅡが効いてるのかどうなのか実感が沸かないものの、ぼちぼち印章も増えて、
リンバスやデュナミスでかさむ出費を補填するためにBCなんぞに行きたいと思う昨今。
たまにLSメンと行く「光る眼」では、これでもかとハズレアイテムを掴まされる運の悪さ。
気分を変えて、亀BCやアリBCに近々行ってみたいと思っている、髭の近況でした。
Gamvieno 心の川柳
『 トレハンⅡ かさばるアイテム ばかり出る 』]]>
ADVENT-21『名残』
http://gamvieno.exblog.jp/3122529/
2006-05-22T11:07:32+09:00
2006-05-22T11:07:32+09:00
2006-05-22T11:07:32+09:00
gamvieno
小説 『Freaks戦記Ⅱ』
来る夏の気配を感じさせた。二日三日降り続いていた雨も止み、空に浮かぶ雲の集まり
具合だけがその名残を見せている。
雲が西から流れてくる風にのり、形を変えて動いていく。その雲がいつもと全く変わらない
のを確認すると、自分達が西の土地でやり遂げたことに確信が持てた。昼食を終えた後
ファイナはいつもこの丘に来て、空を見上げるのが好きだった。そのまま大地に頭を預けて
寝転がると、頭のすぐ隣にナナヤがいて、既に寝息を立てていた。あどけなさが残るその
寝顔を見て、ファイナもまた目を閉じ、風の匂いを嗅ぎ、緑の音を聞く。
あれから一週間が経った。コマが助けを呼びにいってから、二時間も経たないうちに
救助はやってきた。
一番重傷だったニースに、救助に同行していた白魔道士が応急措置で回復魔法をかけて
から、用意した担架に乗せた。エクシードはそれを見届けてから担架に乗り、気を落ち着か
せようと努力しているようだった。
ワシプは、自分用に用意された担架を断ると、シャンティの応急措置を傍らで見守って
いた。シャンティはずっと意識がないままだったが、担架に乗せられるときに小さなうめき
声を上げた。その声に、ワシプは幾分安堵したようだった。大きく息を吐いて、救助の
人たちに運ばれるシャンティの横を歩いていった。
ファイナは、全ての魔力を使い果たして気を失っていたエカトニスを救助隊に任せて、
その横を歩き出した。
ギデアスの山奥から、少しふらつく足取りで坂を下っていく。普段は寂しいこのあたりに、
救助隊も合せて数十人の人間が行動を共にしている。ファイナは改めて、自分達は多くの
人たちに支えられていることを感じた。
ウィンダスのミーティアの家に着くと、もう既に連絡がいっていたのか、受け入れ態勢が
整われていた。
ニースとシャンティは広い部屋に置かれたベッドに横たえられ、その隣の部屋に
エクシードが運ばれた。エカトニスは外傷もなかったために、自分の部屋に運ばれて
数人が様子を見る程度の処置で済んだようだ。
エカトニスが部屋に運ばれる一部始終を見届けると、お手伝いがコマの部屋に入って
いくので、ファイナもそれについていった。救助を求めて先に戻っていたコマは、既に
自室で寝かされていた。まだ少し疲れた表情が残っていたが、規則正しい寝息を立てて
眠っている。全員の生存を確認して安心したのか、ファイナは少し力が抜けて、コマの
部屋から出る際に少しふらついた。大丈夫ですか、というお手伝いの心配そうな顔に
笑顔で返事をすると、ファイナも自室へ戻った。お手伝いの人に手伝ってもらいながら
鎧を脱ぐ。それは、所々に深い傷が入り、装甲のつなぎ部分にある皮が今にも切れそうに
なっていて、寿命が来ていることが見て取れた。
草木を揺らす風の音よりも、聞こえてきた子供達の声が大きくなったので、ファイナは
目を開けた。話しながら向かってくる子供達の手には、小さな弓矢が握られている。
彼らの視界に誰かが入ったらしく、みんな一斉に走っていく。その方向へ目をやると、
ミーティアの家の前にコマが立っていて、先頭の子供を受け止めて頭をなでていた。
すぐに子供たちに囲まれてしまったコマは、みんなと家の裏庭へ移動して行った。
コマは、近所の子供たちに弓矢を教えている。裏庭に作られた簡単な練習場がその
教室だった。庭の奥の木に大きな板が立てかけられて、その前に的である木の杭が設け
られていた。杭の前に吊り下げられた円形の的をめがけて、子供たちが弓矢の練習を
する。立てかけられた板は、外れた矢を受け止めるためのものだった。
ファイナは立ち上がり、その裏庭へと歩いていった。ナナヤもついてきたが、コマの近くに
行くと標的にされかねないから行ってはだめよと、笑ってナナヤに語りかけた。中には的を
かすめるように矢を放つ子供もいたが、中心を射抜くことはできないでいた。子供の
一人が、コマにお手本を見せてくれるように頼んだ。
コマは、家の壁に立てかけられていた自分用の大きな弓矢を手に取ると、的めがけて
弦を引き絞る。シュンという音を残して矢は飛んでいき、スパーンと的の中心を捕らえた。
快音に遅れて、子供たちの歓声が響く。
目を輝かせながら練習をする子供たちを自分達の幼い頃に重ねて、ファイナは時間を
忘れて眺めていた。]]>
Gamvieno戦記 Vol.33 『アトルガン祭り』
http://gamvieno.exblog.jp/3099154/
2006-05-16T11:00:00+09:00
2006-05-17T08:21:11+09:00
2006-05-16T11:00:27+09:00
gamvieno
FFXIプレイ日記
|彡 ササッ
|゜八゜)ノ っと、なんだお前生きてたのか、状態でここ1ヶ月ほど放置している髭です。
4月末に発売された『アトルガンの秘宝』関連でお決まりのリトライ祭りや、GWなどなど、
なんやかんやでブログを放置しておりました。小説をアトルガンまでに書くぞ、なんて言って
おいて、結局完了できなかったのは、ぜひここで叩きまくってください;; 叱咤激励レスで、
小説を完了させるかもしれません。まるで鞭を入れても走らない、ズブい競走馬ですな。
類に埋もれず、髭もアトルガンを導入し、まあいろいろとやってみたわけであります。
とはいっても、リンバスだ、デュナミスだと、アトルガン前からのイベントが週に2回ずつ食い
込んでいて、完全にアトルガン一色になってないのが、髭らしいといいますか何と言うか。
新しく導入された3ジョブ、『青魔道士』『コルセア』『からくり士』は一応全部取得しました。
髭の2hアビリティ『マイゴIV』を発動し、インプに見破られたりしてのたれ死んだりしながら、
なんとか3ジョブを取ることができました(たまたま見かけたファイナさんを拉致りましたがw
黒・白(詩)と、後衛をカンストさせた髭としては、青魔道士は押さえておきたいところ。
MPブースト装備があるし、高Lvになったら倉庫にも負担がかからないだろう、とかいう変な
理由をつけて、ブロンズ装備でロンフォへと繰り出したわけです。ロンフォは和むねぇ・・・。
ラーニングできる青魔法は、低Lvのものは3国周辺で覚えられるという親切設計だった
ので、ロンフォではウサギから【フットキック】を覚えようと、♪兎追いしかの山~状態。
が、ウサギたんは一向にフットキックしてくれないわ、してきても覚えないわで、かなり
時間を費やしました。LS会話で青魔道士をやってるメンバーが、「○△おぼえた~」と
言うのがわかりました。覚えたときは、髭もLSで「キターーー!」と言ってしまいました。
それからは、Lv上げをしつつ、3国周辺で覚えられる青魔法をしらみつぶしに覚えて行き、
Lv16にまで上げました。クゥダフから覚えた【ヘッドバット】の追加効果:スタンが強烈で、
おなつよ~強の敵でも、普通に倒せてしまいます。女帝の指輪をつけていると、180とか
経験値が入ってきてウマァ~!とかやってました。
しかしながら、ルータを導入して、放置していたノートPCで2アカを始めてしまい、白を
上げはじめて、髭の青魔道士と装備のLvが被ってしまったので、青魔道士はそこで放置
しております。風の噂で、PTでの青魔道士の振る舞いが髭の予想していたものと違う感じ
だったり、髭は行けるのですが、Lv70からはアル・タユのモンスから覚えないといけない
という仕様だったりして、「なんか面倒くさい」って思っちゃったのがいけないんですねぇ。
とかいって、Lv上げがしたくないわけじゃなくて、アトルガン前から上げていたシーフを
上げてたりしてるわけですw 先日Lv56になりました。アトルガンで追加された蛮族系の
装備が最近のお気に入りです。LSメンに近いLv帯で上げてる人がいるので、一緒にLv
上げに行けれたらいいなと思っている、髭の近況でした。
Gamvieno 心の川柳
『 アトルガン 新ジョブ放置で シーフ上げ 』]]>
ADVENT-20『救助』
http://gamvieno.exblog.jp/3024795/
2006-04-28T11:30:36+09:00
2006-04-28T11:30:37+09:00
2006-04-28T11:30:37+09:00
gamvieno
小説 『Freaks戦記Ⅱ』
浮いているのか、重力に引かれて落ちているのか分からない感覚。エカトニスは、以前にも
こんな場所に来たことがあった。それは転移の呪文を教わっているときだ。
中途半端な集中で唱えられた呪文は、幼いエカトニスをこのような場所に移動させて
しまった。そこは異次元の狭間と呼ばれ、見渡す限り白くて何も無い空間だった。
まさに今、エカトニス達はそこにいた。ただ一つ救いだったのは、全員がほぼ固まって
位置していたことだった。サーチャーの作り出した空間が崩壊したために、その場にいた
全員が、空間消滅とともに転移してしまったらしい。
「みんな、ここから移動するわ。私に触れてください。」
全員に集合するように声をかける。シャンティを背負うワシプが左手に、ニースを抱き
かかえるエクシードが右手にそれぞれ掴まり、コマとファイナは背中からエカトニスの
両肩を掴んだ。全員が触れたことを確認すると、エカトニスは転移の呪文を詠唱し始めた。
ドラゴンとの戦闘の直後で酷い頭痛がするが、怪我人もいるので一刻の猶予もなかった。
頭痛を頭の隅に追いやり、精神を集中させて呪文の詠唱を続ける。
体調が万全なら長い距離を転移することができるが、今は精神力に自信がない状態だ。
先ほどまでいたギデアスの近く、西サルタバルタを転移先に思い浮かべ、エカトニスは
残された魔力を解放した。
「我らを在るべき地へ誘え。エスケプ!」
先程とは違った光がエカトニス達を包む。すると、頭上から何かに体が引っ張られる
感覚があり、転移の呪文が発動した。体を包んでいた光が徐々に消えていくと、全員が
しばらく忘れていた体の重さを感じた。そこは見慣れたサルタバルタの山間部、小さな
広場のようになった場所だった。浮力が失われ、その場に全員が崩れ落ちるように跪いた。
ワシプはシャンティを背中からおろし、エクシードもゆっくりとニースを横たえる。
転移の呪文が完了したのを確認すると、エカトニスは意識を失ってその場に倒れこんで
しまった。
コマとファイナが倒れこんだエカトニスを受け止め、静かに地面に寝かせた。外傷はない
ものの、顔色は真っ青だった。他の仲間たちの様子を見てみると、一番重傷なのが
ニースで、エクシードは左手を傷めているが、懸命にニースの手当てをしている。
シャンティはドラゴンの痛烈な一撃を食らって以来、全く動かなくなってしまった。ニースと
シャンティの間を、ワシプが交互に行き来しては回復呪文を施していた。
魔力を使い切り、倒れてしまったエカトニスをファイナに任せ、コマはウィンダスへ行き、
救助を求めてこようと立ち上がった。疲労からくる立ち眩みで一瞬ふらついたが、すぐに
気を取り戻して走り出した。
「あたしがウィンダスで助けを呼んでくるにゃ。それまでみんな頑張ってにゃ!」
ファイナの、気をつけて、という言葉を背中に受けて、コマはギデアスの山を降りていく。
ここに入るまで、辺り一面日差しを遮られて見渡せなかったのが、太陽の光を受けて
何もかもが眩しく目に入ってきていた。
いつの間にか、空を覆い尽くしていた黒い雲も晴れていて、戦闘で一夜を明かして
しまったことに、コマは初めて気がついた。冷え切った体に、太陽と大地が暖かさを与えて
くれる。感じる風も心地よかった。
勝手知ったウィンダスへの道則が長く感じられるのを、コマはさらに走る速度を上げる
ことで振り払った。
やがてウィンダスの水の区にたどり着いたコマは、門兵のタルタルに状況を説明して
救助を求めると、その足でミーティアの元へ駆け出した。走り詰めで足の裏がヒリヒリして、
膝が笑っている。背中のクロスボウが普段よりも重く感じる。ミーティアの家が見えた時、
足がもつれて転がるように入り口に入っていった。
何事かと出てきたお手伝いに、ギデアスで仲間達が傷ついていることを告げ、家の
奥から少し遅れてやってきたミーティアの心配そうな顔を見たとき、コマは二コリと笑って
そのまま気を失っていった。
薄れゆく意識の中で、誰かが廊下を走る足音と、自分の体に触れている人の手の
温もりを感じた。]]>
ADVENT-19『咆哮』
http://gamvieno.exblog.jp/2978241/
2006-04-17T12:36:56+09:00
2006-04-17T12:36:56+09:00
2006-04-17T12:36:56+09:00
gamvieno
小説 『Freaks戦記Ⅱ』
のは、エカトニスが回復の魔法をかけ続けてくれていたからのようだった。
逆に、それが瞬間的に忘れさせてくれていた、生きているという苦しみに再び気づかせて
くれることになるという、皮肉なものとも感じられた。
「ワシプ!ニースが目を覚ましたわ!ニース、大丈夫?あなた、自分がどうなったか
わかる?」
回復魔法をかけながら覗き込むエカトニスの上に、黒紫色の空が覆いかぶさっていた。
まだ戦いは終わってはいないことに少し憤りを感じたが、気力を振り絞って笑顔を作ると、
エカトニスの安堵の表情が見られた。
はっと思い出したように仰向けの状態のまま首を右に振ると、霞んだ視界が徐々に
はっきりしてきた先に、右手一本で両手剣を持ち、左手はダラリと下げてもなおドラゴンに
向かっていくエクシードの姿が見えた。
体中にドラゴンの返り血を浴びて、まるでどす黒い鎧を着ているようだ。その目は大きく
開き、眼前のドラゴンだけを捉えている。無表情に剣を振りかぶり突進していく姿は、
力強くも凄まじい不安感があった。
このエクシードを以前にも見たことがある。彼に最初に会ったグスタベルクで、彼が
獣人に襲われていたのを助けた時だ。死を覚悟して、何もかもが彼の体から抜け落ち、
もはや人間の表情では無くなっていた。
このままではいけない。咄嗟にそう確信したニースは、エクシードに向かって残された
力を振り絞った。
だが、言葉が声にならない。不甲斐無さに涙も出てきた。再び霞みつつある視界に、
今までの冒険の中での彼の姿が、走馬灯のように浮かんでは消えていく。胸に高まる
熱い想いが、ニースに言葉を与えていく。
「・・・ード!・・・エクシード!そのまま戦うと死んでしまうわ。正気に戻って!エクシード!」
剣をドラゴンの右肩に振り下ろし、深い傷を与えた瞬間、エクシードの体はピクリと反応
して硬直した。ゆっくりとその声の方向へ顔を向けると、倒れながら涙を流し、必死で呼び
止めるニースの姿があった。
「・・・ニース?」
ニースが生きている。エクシードは驚き、確認するかのようにつぶやく。その瞬間、体中に
激痛が走った。これまでドラゴンから受けた傷の痛みが一気に押し寄せて来た。ドラゴンに
深く突き刺さった剣を手放し、よろよろと後ずさりしてその場に崩れ落ちるように跪いた。
今まで忘れていたかのように、呼吸が激しくなる。
苦痛に歪みながらも、人間の表情に戻っていくエクシードを見ると、ニースは再び気を
失っていった。
うずくまっているエクシードに向かって、ドラゴンも残る力を振り絞り攻撃を仕掛けて
いった。しかし、その攻撃もファイナの槍とナナヤの爪に阻まれ、動きを止めた瞬間に
コマの矢が左目を射抜いた。
「グァアアアアア!」
口から血を流し、大きな体をくねらせ、長く太い尻尾を地面に何度も叩きつけるドラゴン。
その咆哮が、ドラゴンにできた最後の行動となった。首を大きく空へ持ち上げた瞬間を
ファイナは逃さなかった。槍を構え、素早くドラゴンの首の下に潜り込むと、その喉元に
真下から渾身の力で槍を突き上げた。槍はドラゴンの頭を貫き、切っ先が頭の上にまでに
達した。ドラゴンは大量の血を吐き出すと、力なく崩れ、そして息絶えた。
ドラゴンの体の下から這い出したファイナは、息を整えながらドラゴンを見下ろす。
ドラゴンの筋肉が痙攣していた。だが、しばらく続いた動きも止まり、完全に黒い塊と
なった。足で踏ん張りながら、槍を引き抜く。
周囲を見回すファイナ。同じようにドラゴンを見下ろすコマと目が合った。肩で息をしつつ、
ストンとその場に座り込んだ。ボウガンを持っていた手を放すと、右の腕の筋肉をさすって
いる。
ワシプとエカトニスは、それぞれシャンティとニースの回復に専念している。回復魔法を
かけては、持参した薬を傷口に塗っていくのが見えた。武器を拾い上げるエクシードに肩を
貸して、仲間の所に歩み寄る。
すると、地面に描かれていた紋章が怪しく光りだし、徐々にファイナ達を眩しい光が包んで
いった。]]>
Gamvieno戦記 Vol.32『ダブルヘッダー』
http://gamvieno.exblog.jp/2917100/
2006-04-03T17:00:40+09:00
2006-04-03T17:00:40+09:00
2006-04-03T17:00:40+09:00
gamvieno
FFXIプレイ日記
こんにちわ、いきなり小説を2話連続で書き上げた髭です。ククク、ハハ・・ハ・・、グハッ。
どういう風の吹き回しだ、とお笑いの方も多いでしょうが、まあ月に1度書くと公言していた
小説を、2ヶ月も予定の月内でかけなかったことのお詫びと言いましょうか、なんでしょうか。
内容も佳境を迎えたって事で、まあ急ぎながらも面白く書けたんじゃないかなと思います。
さてさて、FF11の方はというと。
FF12が3月16日に、エースコンバットが3月23日にでやがりまして、決まったイベント
(デュナミスやリンバスなど)以外は、オフゲをやっていたわけです。
それに、3月は妹の結婚式があったわけでして、まあ、いわゆる先にいかれたわけです。
小説が書けたのも、上記2本のオフゲをクリアできたためだったりするわけです。ええ。
最近、FF11で変化があったといえば、プロMをクリアしたことでしょうか。最後の敵が、
まったく準備せず、勢いで行って倒せてしまった、なんてことでイインデショウカ・・・。
後半は、ストーリーを楽しむこともできませんでしたが、クリアしてからいろいろと調べて、
自分なりに解決したからまあ良しとしましょう。んで、下記のものを手に入れました。
無駄にデカイ
っすな。公式に
”バハムートの
召喚獣はない”
って書いてあり
ましたが、それ
も頷けます。
こんなのより、
もっと大きいの
が出られたら、
重くてしょうが
ないじゃんw
まあ、これも
かなり格好が
いいんで、髭
は好きですが。
で、他はというと、先日ハンズまでゲットしていたマネキンですが、一緒にBCへ行って
くれた某S氏との同調が取れず、お金の力にまかせて他の4部分を買ってしまいました。
今度は無駄
に多いっすw
コモードを
11個、国旗
1個、マネキン
5体で80庫。
「やっぱり
髭だ。80に
なっても
倉庫が
満タン!」
5ジョブを
常時出撃が
可能状態に
持って行くと、
コウナルネ。
といったわけで、小説も書いたし、シーフがLv46でとまったままなのを思い出したので、
ぼちぼちアトルガンに向けてシーフのLv上げをしようかと考えている髭でした。
Gamvieno 心の川柳
『 筆不精 鏡を見れば 無精髭 』]]>
ADVENT-18『暗黒』
http://gamvieno.exblog.jp/2917018/
2006-04-03T16:28:00+09:00
2006-04-13T15:31:15+09:00
2006-04-03T16:28:44+09:00
gamvieno
小説 『Freaks戦記Ⅱ』
つけられた石柱の中程からゆっくりと力なく落ちてき、その根元で倒れ動かなくなった。
「シャンティ!」
ワシプ達が口々に彼女の名前を叫び、駆け寄っていく。くそっ、とエクシードはドラゴンに
咥えられたままの鎌を引き抜こうとしたが、まったく動かすことができない。ファイナは、
ドラゴンが彼女らに攻撃を仕掛けないように、自分に注意が払われるようにナナヤと攻撃を
繰り返していた。
再度、咥えられた鎌を引き抜こうとしたその時、シャンティの側で立ち上がり、回復の
魔法を詠唱しようとしていたニースの背後に不気味な影があるのに気がついた。息も絶え
絶えながら、傷ついたサーチャーが最後の力を振り絞り、鋭い爪をニースにめがけて
振り下ろさんとしている。
「後ろだ、ニース!」
その声を聞き、はっとこちらを見たニースは、ドン、という鈍い音と共にみるみる真っ赤に
染まっていった。
ニースの口から血が零れ落ちる。一瞬、自分に何が起こったのかわからず、ゆっくりと
背中の方へと視線をやると、そこには爪から血を垂らし、瀕死の状態ながら顔に喜びを
湛えたサーチャーの姿があった。
「くそぉおお!」
そう叫ぶと、コマが放った矢はサーチャーの目玉を射抜き、サーチャーに致命傷を
与えた。
「ギャァアアアアア!」
断末魔の叫び声が周囲に響く。その反響が残ってる中で、ゆっくりと倒れていくニースの
姿が目に入った。
「やがて人間の世界は終わる。せいぜい、束の間の平穏を味わっておくがいい・・・。
世界が混沌と暗黒に呑み込まれる、その日まで!ククク、ハハ・・ハ・・、グハッ。」
そういい残すと、サーチャーは息絶えた。
どこまでも白い大地。無数の白い花が咲いているその中央で、シーラが無邪気に花を
摘んでいる。何かを語りかけているようだが、彼女の声は聞こえない。その雰囲気に
つられて微笑んでいる自分がいる。
一瞬、暗闇がよぎったかと思うと、シーラは白い花に倒れこんでいた。みるみる周囲の
花が血に染まり赤く広がっていく。すぐに駆け寄ろうとするが、体が全く動かない。叫ぼうと
したが、声も出ない。
うずくまり倒れているシーラが、ニースに重なる。エクシードは自分を束縛する何かを
振り払おうとするが、その行為はただ虚しさだけをエクシードに伝えた。また、俺は人を
救えないのか。何かが、頭の中で弾けた。
「うぉおおおおおおおおおおおおおお!」
鎌を持つ手を離し、数歩後ろに飛び退いてから背中の両手剣を引き抜く。まるで片手剣を
振り回すかのように軽々と持ち上げると、一気にドラゴンとの間合いを詰める。ドラゴンの
右手が振り出されるより早く、左肩へと飛び上がると、その首筋に剣を叩き込んだ。鮮血が
体に降りかかるが、全く動じずに2撃目を叩き込む。
ドラゴンの左手がエクシードの背中を捕らえて傷を負わせる。だが、まったく痛みを感じ
られないでいた。
むしろ攻撃を繰り返すたびに、意識が真っ白になっていく感じがする。ただ目の前にある
のは、敵なのだ。
その場にいる全員が息を呑んだ。彼の動きが尋常じゃなく、人間技では無かったから
だった。繰り出される攻撃は、確実にドラゴンに傷を与えている。しばらく呆然とその姿を
目で追っていたが、はっと我に返ると、ワシプ達はシャンティとニースの回復に専念し、
コマとファイナはエクシードを援護しようとする。
人間離れしたエクシードだったが、ドラゴンの攻撃を左手で受け止めていたためか、
ダラリと垂れ下げてしまっていた。しかし、右手一本で両手用の剣を持ち、再びドラゴンに
攻撃を加えんと走り出していった。]]>
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